ピルを服用されたことのない女性も多いでしょうが、女性にとっては大変便利なお薬となっています。また、ピルを正しく使えば100%の避妊効果ができます。ではピルの役割について説明していきます。

ピルの子宮に対する作用と副作用によるしびれについて

ピルは子宮を妊娠している状態にすることで受精を阻害することができるのですが、使用方法が特殊なので婦人科などを受診して婦人科医などのレクチャーを受けてから服用を始めないと飲み忘れのときの対処などを知らないまま服用して避妊に失敗してしまう可能性もあります。世界的に普及しているのは低用量ピルで、少しずつ女性ホルモンを補充するので21日間服用しないと避妊効果がなくなってしまいます。飲み忘れを防ぐために毎日服用するタイプの薬も販売されていますが、21錠にピルの成分が含まれていて、あとの7錠は偽薬となっています。飲み忘れると子宮の状態が生理の時のようになるので、不正出血を起こすことが多く、また腰痛なども起きるので飲み忘れた場合には24時間以内に2錠を服用しなければなりません。子宮が妊娠している状態になるので、避妊率は非常に高いのですが、服用方法を間違えると避妊率が低下するので注意が必要です。ピルを服用していてしびれの症状が出た場合には、血栓症の可能性がありますが、初期症状としてふくらはぎの痛みや腕や脚などの左右どちらかのしびれがあるので、それ以外の場合は血栓症ではなく、貧血によるしびれが多いとされています。貧血になると血流が悪くなるので痛みを感じさせる物質の排出ができないので頭痛や肩こり、腰痛などを起こしやすくなりますが、手や足の先の部分のしびれも起きることがあります。ピルは血栓症のリスクが高まりますが、これは妊娠状態になるのが原因で、リスクは妊婦と同程度とされていますが、長期間服用する場合には飲み忘れや自己判断による服用の中止などに注意をしなければなりません。血栓症のリスクを下げるためには初期症状をしっかりと把握しておくことが大切です。

女性の健康を考える協会と低用量ピルと背中ニキビ

昔は、避妊方法というとコンドームが一般的でしたが、最近は、女性が自分で避妊を選択できるピルの利用も増えています。
特に、低用量ピルは、ホルモンの量が少ないため、体への影響も少なく、人気があります。
低用量ピルには、プロゲストーゲンと呼ばれる黄体ホルモンと、エストロゲンと呼ばれる卵胞ホルモンが成分として入っています。
低用量ピルは、正しく服用することで、ほぼ100%の避妊効果が期待できます。
避妊だけでなく、ニキビの改善も期待できます。
大人になってから顎や背中にニキビができるようになる人がいます。
顎や背中にできるニキビは、ホルモンバランスの乱れが原因であることが多いです。
ホルモンバランスを整える薬を服用することで、顎や背中のニキビが改善されたケースも多いです。
ホルモンバランスが整うことで、月経前症候群の改善も期待できます。
月経前症候群で悩んでいる女性は、非常に多いです。
月経前症候群の症状が緩和されることで、精神的にも安定する人が少なくないのです。
月経前症候群の特徴であるイライラや不安な気持ちは、仕事にも悪い影響を及ぼします。
ホルモンバランスを整えることは、体だけでなく、キャリアにとっても大切なことなのです。
最近は、10代の若い世代で性交渉を行う人が増えています。
その中には、望んでいないのに妊娠してしまい、中絶する女性もいます。
中絶は、女性の体と心に、大きな傷を残すことも多いです。
低用量ピルを正しく使うことで、望まぬ妊娠の不安を取り除くことができます。
低用量ピルは、女性の健康をサポートする様々な協会で注目されています。
子宮内膜症の女性をサポートする協会では、ホームページに低用量ピルに関する記事を掲載しています。
また、女性の健康を考え活動している協会のホームページにも、低用量ピルについての説明があります。

手術を受ける場合のピルの処方は?

「長期の安静仰臥を要する大手術」の場合には、ピルの服用はできないため、処方してもらえません。これは、ピルを服用中は血液が凝固しやすくなるので、血栓症のリスクが上がるためです。安静仰臥の必要がない手術の場合、絶対的禁忌にはなりませんが、血液検査などの結果によっては処方してもらえないことがあります。ピルの種類によっては、手術の4週間前からの服用を禁止しているものもあるため、処方の際には、よく確認しましょう。また、手術を受ける医療機関でもピルを服用していることを必ず伝えて、指導を受けてください。
血栓症は、血の固まりが血流を妨げて、細胞が壊死したり機能がなくなる病気で、命に関わることもあります。エストロゲンが主に静脈血栓症、黄体ホルモンが動脈血栓症に関わるとされ、ピルの場合はほとんどが静脈血栓症です。ただし、妊娠した場合のリスクの半分以下なので、健康に問題がなければ、定期的な検診を受けるだけで大丈夫です。
ピルが処方されないのは、授乳中の人、35歳以上で1日15本以上の喫煙者、高血圧の人、血栓症に罹っている人・既往歴のある人、乳がん・子宮がんの人、重症の肝障害のある人、妊娠・授乳中の人、長期間安静状態にある人などです。前述したように、手術の4週間前から2週間後までも、場合によっては処方されません。
婦人科を受診せずに個人輸入代行サイトなどで購入している場合には、特に注意が必要です。手術の際には自己判断せずに、医師に相談してください。
ピルを服用していて、ふくらはぎの痛みやむくみ、手足のしびれ、胸の痛み、激しい頭痛やめまいがあれば、ただちに服用をやめて医療機関を受診してください。血栓症や心筋梗塞、脳卒中の前駆症状になります。

喫煙者でもピルの効能はあるのか

高い避妊効果が期待できるピル。海外ではすでに広く普及している避妊手段ですが、最近になって日本でも普及する兆しを見せています。しかしこの避妊薬は喫煙者が使うといけないとされています。喫煙が与える影響はいったいどのようなものなのでしょうか。
一般的にピルの避妊効果は喫煙によって阻害されるわけではありません。つまり喫煙者がピルを使用した場合でも、その効能には変化がないのです。喫煙とピルの効能の間には特に因果関係はありません。関係があるのは副作用についてなのです。
ピルによる避妊効果は含まれている女性ホルモンの効能によりもたらされますが、この女性ホルモンには血液を固める成分の合成を促進するという作用があります。一方で喫煙には、血管を収縮させる作用があります。つまり喫煙すると、狭くなった血管の中をドロドロになった血液が流れるという状態が生み出されるのです。この状態が続けば血の塊である血栓ができやすくなります。さらに症状が進行すれば血管がふさがれて血液が循環しなくなり、最悪の場合は死に至ることもあります。
このように喫煙習慣がある人がピルを服用すると、命の危険性さえでてきます。避妊や治療のために服用する必要がある場合は、必ずタバコもやめるようにしなければいけません。なかには医師の指示を無視してそのまま服用し続ける人もいるようですが、これはかなり危険なことです。実際に死亡例も報告されていますので、必ず禁煙するか、もしくはピルの服用を諦めるようにしましょう。治療などでピルが必要なのに、どうしても自分の力ではタバコを止めることができない場合は、医療機関の禁煙外来を利用するなどして、タバコとの縁を断ち切る努力が必要です。

ピルと解任と症状について

ピルは、月経困難症、または子宮内膜症などを治すために、治療を行うために使われるものです。

また上記の月経困難症や子宮内膜症を改善するために使われるだけでなく、40代の女性の多くの方が苦しめられている更年期障害を治すためのものとしても、使用がされています。

よく、ピルは妊娠を望まない方、妊娠を望まないご夫婦など、お子さんを望まない方が使うイメージがありますが、しかし実態としては、上記のように、月経困難症や子宮内膜症などの症状、または更年期障害などの症状を改善するために、使用がされています。

もちろん、ピルは上記のように、避妊のために使われることもあります。

月経困難症は、とても困難な病気であり、名前の通り、月経期間に、つまり生理の期間に困難な症状が現れるものです。

どのような症状であるのか?というと、酷い吐き気や頭痛、お腹の痛み、それに伴う下痢や逆に便秘、食欲の不振、逆に胃が気持ち悪くなってしまうほど食欲が旺盛になるかと思えば、胃痛で悩まされる人が多く、何も食べられないほど衰弱してしまう方がおられる病気です。

この月経困難症にピルが使用されますが、しかしこれはピルが体に合うか?合わないか?があり、実際にピルを使用して、このような月経困難症が治った方もおられれば、逆に使用して、過呼吸などの症状が出てしまったため、ピルを解任せざるを得ないというケースもあります。

解任をする際には、どのような症状であるのか、今現在、ピルを使用して、どのような状態になってしまったのか?をお医者さんに相談し、それから解任が決定します。

また、他の薬との飲み合わせなどで、解任が決定することもあり、このように個人差によって効果が異なることがあります。

たばこを吸う人がピルを使うならクリニックで要相談

ピルの処方でクリニックを受診した場合、たばこを喫う人は処方してもらえないケースもあります。これは、ピルユーザーが喫煙すると、血栓症のリスクが上がるからです。
血栓症は血液のかたまりが出来て血流を妨げ、それより先の細胞が壊死したり機能しなくなる病気で、命に関わることもあります。血栓症には、静脈血栓症と動脈血栓症があり、それぞれ卵胞ホルモンと黄体ホルモンが関係していると言われています。ピルの服用で起こるのは主に静脈血栓症で、動脈血栓症の方はまれです。ピルに含まれる卵胞ホルモンが血液を凝固しやすくし、量が多いほどリスクが上がります。ただし、長期服用しても血栓症リスクが上がるわけではなく、発症する場合は、ほとんどが1年以内です。
たばこを喫うと血液の凝固がさらに促進され、血栓症のリスクが高くなります。この他、肥満の人、高年齢の人もリスクが高まります。このため、35歳以上で1日に15本以上のたばこを喫う人にはピルの処方をしないクリニックや、本数に関わらず喫煙習慣がある人には処方しないクリニックもあります。喫煙習慣のある人は、このリスクをよく理解して、安易に通販などで入手しないようにしましょう。
ピルを服用していて、ふくらはぎの痛みやむくみ、手足のしびれ、胸の痛みなどの症状がある場合には、服用を中止して、処方してもらったクリニックを受診しましょう。強い痛みや症状が出た場合には、ただちに医療機関を受診してください。
若年女性の血栓症リスクを1とすると、ピルユーザーは3~5、妊婦は12で、妊娠したときのリスクの半分以下です。喫煙習慣がなく、健康状態に問題がない場合には血栓症を恐れる必要はありませんが、定期的に検診を受けると安心です。

ピルと外用薬の併用で不正出血は起こる?

ピルを服用中に、他の薬を使用する場合の注意点をご紹介します。
まず、外用薬の場合には、ピルと併用しても問題はありません。外用薬とは、塗り薬や目薬、シップ、坐薬などのことを言います。また、ドラッグストアなどで購入できる市販の薬も、外用薬と同じく併用可能です。
医療機関で医師に処方してもらう薬のうち、テトラサイクリン系抗生物質やペニシリン系抗生物質は低用量ピルの効果を弱める可能性があり、不正出血が現れたり、避妊効果が低下する恐れがあります。併用した際の不正出血は、ピルの成分が十分吸収されていないことを示しますので、他の避妊方法も併用しましょう。また、不正出血がなくても吸収がされていないことがあるため、注意が必要です。これらの抗生物質は、風邪や炎症などの際に広く処方されますが、他の薬でも代用が可能なので、別の薬に替えてもらうとよいでしょう。併用する場合には、服用中と服用中止後の7日間は、他の避妊方法を併用するようにします。
三環系抗うつ剤や副腎ステロイドホルモンは、低用量ピルと併用することで作用が強まることがあります。
この他にも、併用すると薬物相互作用のある薬がありますので、医師に薬を処方してもらう際には、低用量ピルを服用中であることを伝えて、指示に従ってください。また、低用量ピルを処方してもらうときには、使用中の薬について忘れずに伝えましょう。
薬の他にも注意したいのが、セント・ジョーンズ・ワート(セイヨウオトギリソウ)です。これは、ダイエット関連の多くのサプリメントや健康食品に含まれていますが、ピルの効果を下げる可能性があります。使用の際には成分をチェックして、セント・ジョーンズ・ワート(セイヨウオトギリソウ)が含まれていないことを確認してください。